飛行機に乗るより歩く方が3,000倍も死ぬ確率が高い。
飛行機を嫌いな人は結構多い。
その理由は様々だろうが、最終的には「もし事故に会ったら・・・」と死への恐怖感が基になっているのに違いない。
飛行機は空の上だから、確かに万が一の時の危険率が高いより感じる。
だが、それはあくまでも感覚。
イギリスで、移動手段別に事故で死者が出る割合について、統計をとった調査によれば、1番死亡率が高いのはバイク、次いで徒歩。
移動距離10億kmあたりで何人の死者は出たかを計算すると、バイクは106、普通自動車が3.1、徒歩は59だったという。
バイクは危ないのは当然として、車より徒歩の方が20倍も危険なのだ。
一方、空路での死亡者を見ると、たったの0.02。
飛行機に乗るより道を歩いている方が、約3,000倍も死ぬ確率が高いということになる。
もっと怖いデータもある。
国際道路交通事故データベースに基づいて交通事故死者のうち、歩行者・自転車の占める割合を比べると、イギリス28%、アメリカ13%なのに対し、日本は41%とダントツに高い。
安全祈願のお守りは海外旅行の時よりも、ちょっと近所へ買い物、という時にこそ必要かもしれない。